MITSUBOSHIの技術力
「低フリクションロスベルト」
世界初の補機駆動用ベルトで低燃費と耐発音性を両立させた
自動車用伝動ベルト

「低フリクションロスベルト」
開発ストーリー
世界初の補機駆動用ベルトで低燃費と耐発音性を両立させた
「低フリクションロスベルト」
低燃費化に向けた競争が激化する日本の自動車業界。そのニーズに応えるべく、三ツ星ベルトが世界に先駆けて開発に成功したのが、補機駆動システム用の低フリクションロスベルトだ。ベルトの曲がりや変形による屈曲ロスを、ベルトリブ部の内部発熱を抑えることで低減に成功。約3万点と言われる自動車部品の中から補機駆動用ベルト単体で低燃費化を実現し、さらに耐発音性や耐摩耗性といった機能も両立させた画期的な製品として、自動車メーカーへの採用が広がりつつある。

低フリクションロスベルト
補機駆動用ベルト単体で低燃費化を実現する――。当初、お客様である自動車メーカーも、社内の技術者も不可能と考えていた低フリクションロスベルトの開発は、いかに成功したのか? 材料開発、設計、評価、営業技術ら社内各部門のスペシャリストたちによる開発チームの、約3年にわたる開発ストーリーを紹介しよう。
- 中嶋 正仁技術部門トップ42年間、材料技術から製品開発まで技術畑を一筋に歩んできた経験から、開発にあたってのスタンスなどをアドバイスした。さらに詳しく
- 田村 昌史営業技術開発リーダー役として、開発の全ての方向性をとりまとめ、顧客との技術交渉、試験立ち会いなどに携わった。さらに詳しく
- 日根野 順文材料技術ゴム配合のベテラン技術者として、配合設計の見極めやベルト製品としての整合の可否判断に役割を果たした。さらに詳しく
- 石黒 久登材料技術開発当初、入社2年目の新人。膨大なデータを解析し、ベルトの低燃費理論の検証やゴム材料の開発にあたった。さらに詳しく
- 今井 宏貴製品設計石黒の同期。評価ベルトの作製や破壊試験などの物性評価、工場での量産ライン立ち上げに携わった。さらに詳しく
- 繁 貴之評価試験評価担当として、ベルトのフリクションロスの測定方法を確立。実車での発音試験にも携わった。さらに詳しく
※登場する社員の所属部署や社歴は、開発当時のものです。