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 三ツ星ベルトの基本理念:

人を想い、
地球を想う

“ESG”や“サステナビリティ”などの言葉がまだ
一般的ではなかった1999年、三ツ星ベルトは
会社の心のよりどころとなるこの基本理念を
制定しました。

環境や社会に対する企業の果たすべき役割がより
大きくなった今、私たちは改めてこの基本理念の
もと、三ツ星ベルトの果たすべき役割と存在意義
を見つめ直し、社会への貢献と当社に係る全ての
ステークホルダーの皆さまとのエンゲージメント
の向上に努めてまいります。

理念体系



環境や社会に対する企業の果たすべき役割がより大きくなった現在において

三ツ星ベルトグループが社会の中でどのような価値を提供するために存在するのか、

そして私たちが誇るべき“当社らしさ”とは何なのか。

私たち三ツ星ベルトグループは、

全てのステークホルダーの皆様とこれら価値観を共有し、

次の100年先にも“選び、選ばれる”企業であることを目指しています。


わたしたちの価値観

基本理念 : 人を想い、地球を想う

 基本理念 『人を想い、地球を想う』は、“ESG”や“サステナビリティ”などの言葉がまだ一般的ではなかった1999年に、“会社の心のよりどころ”として制定されました。“人を想い”には、当社の事業活動に係る全ての人の人権や人格、個性を尊重し、また、従業員一人ひとりのそれら個性が十分に発揮される組織でありたい、との想いが、そして、“地球を想う”には、わたしたちが暮らしを営むこの地球の気候、水、生物多様性などの環境を守り、持続可能な社会を実現したい、との想いが込められています。基本理念『人を想い、地球を想う』は、次の100年もサステナブルに社会に貢献し続ける企業であるための、私たちの大切な不変の価値観です。



果たすべき使命

経営基本方針 :高機能、高精密、高品質な製品の提供を通して社会に貢献する

 “真心のこもった商品を作れ”-これは、1919年の当社創業当時の経営方針の一つです。わたしたちは、この信念に基づき創業からの100有余年、「品質を作り、品質を売る」という“モノづくり”を実直に行ってまいりました。

 三ツ星ベルトは、経済価値と環境・社会価値のトレードオンを目指し、非石油由来の原材料比率を高めた次世代ベルトや、風力発電機に使用される高機能タイミングベルトなど、当社製品の提供を通して、脱炭素社会の実現をはじめとする社会課題の解決に貢献してまいります。



目指す姿

“カガク”のチカラで人々の快適な暮らしを支える会社

 わたしたち三ツ星ベルトの製品を直接目にすることは多くないかもしれません。ですが、三ツ星ベルトの製品は、自動車や二輪車、プリンタなどのオフィス機器、ATM、レジスター、または洗濯機や製パン機等の各種家電など、わたしたちの暮らしのすぐそばで今日も静かにその役割を果たし続けています。

 三ツ星ベルトグループは、“カガク”の持てるチカラの深化に挑み、チャレンジする精神を重んじることでイノベーションを生み出し、人々の快適な暮らしを支えつづける会社であることを目指しています。



行動のよりどころ、わたしたちの約束

社訓 :今日に誇りを持ち、明日に希望を託し行動する

 三ツ星ベルトは、従業員が“今日に誇りを持ち、明日に希望を託し行動する”ことが、一人ひとりの従業員の成長と企業の持続可能性を実現するための源泉であると考えています。



三ツ星ベルトグループ 行動基準の改定

 VUCAの世界と呼ばれるこの時代にあって、企業として変わらずに大切にするべき価値観がある一方で、激しく変化を続ける社会情勢・環境に適応するため、変えていくべきものもまた多数存在すると三ツ星ベルトは考えています。

  当社は、従来の行動基準を企業が果たすべき役割が大きくなった現在においても齟齬がないものとするべく、2022年11月に国連グローバルコンパクトが掲げる10原則などを鑑みながら大幅な改定を行いました。この改訂版行動基準は、当社が『人を想い、地球を想う』企業として存在し続けるための、グループ全従業員の“わたしたちの約束”と位置づけられています。

この行動基準は、英語、中国語のほか合計5か国の言語に翻訳され、三ツ星ベルトグループの全ての従業員に周知されるとともに、社員一人ひとりが正しくこの行動基準を理解することを目的に、各部課単位での読み合わせ会なども実施しております。



  1. 三ツ星ベルトグループ 行動基準

    1. コンプライアンス

      • 三ツ星ベルトグループが事業活動を行うそれぞれの国・地域における法令や社会規範を守り良識に沿った行動をします。
      • 企業倫理を尊重し、社内規程を遵守していかなる不正も行いません。
      • コンプライアンス徹底のための方針や体制、通報制度などの仕組みに基づいて業務・教育を遂行します。

    2. 人権・労働

      • 人格・人権の保護を支持、尊重します。
      • 人種、国籍、性別、性的指向、性自認、年齢、宗教、信条、民族、移民、障がいの有無、貧困者、配偶者や子の有無その他いかなる理由があっても差別は行いません。
      • 虐待、体罰、あらゆる形態のハラスメント(嫌がらせ)などの非人道的な扱いや、個人の尊厳を傷つける行為は行いません。
      • 法令を遵守した適正な賃金を支払います。
      • 法令に基づいた労働時間を遵守し、休暇を確保します。
      • あらゆる形態の強制労働を行いません。
      • 身分証明書または労働許可証の不当預かりや、預託金の不当徴収を行いません。
      • 法定就労年齢未満の児童は雇用しません。
      • 従業員の結社の自由と団体交渉の権利を保証します。

    3. 環境

      • 環境上の課題に対する継続的な改善を行う環境マネジメントシステムを確立し、省資源や省エネルギーなどに取り組みます。
      • GHG(温室効果ガス)の排出量削減に取り組みます。
      • 廃棄物の削減やリサイクルに取り組みます。
      • 排水・汚泥・排気の管理及び発生の削減に取り組みます。
      • 水資源の有効活用や水リスクへの対応に取り組みます。
      • 製品中の化学物質を管理し、取扱量の把握、行政への報告などを行います。
      • 製品及び製造工程などにおいて法令で禁止された物質を使用しません。
      • 原材料を含む事業活動全般において、生物多様性の保全に配慮し、人と自然が共生する持続可能な社会の実現に取り組みます。

    4. 公正な企業活動

      • 商道徳と自由競争を尊重した公正な取引を行い、私的独占、不当な取引制限、不公正な取引方法(不正競争行為、優越的地位の濫用など)は行いません。
      • 現地行政や公務員、また顧客や仕入先と適切な関係を構築し、腐敗を防止します。
      • 反社会的勢力・団体とのあらゆる関係を排除します。
      • 第三者の特許権、著作権、商標権などの知的財産権を尊重します。
      • 苦情や相談の窓口を設け、通報者保護を保証します。
      • インサイダー取引を行いません。
      • 会社と利益相反となり得る状況を回避するよう行動します。

    5. 品質

      • 経営基本方針「高機能、高精密、高品質な製品の提供を通して社会に貢献する」のもと、顧客に対する品質保証が最優先であることを認識して、業務を遂行します。
      • 安全で優れた品質の製品・サービスを提供します。
      • クレームには誠意をもって直ちに対応します。

    6. 安全衛生

      • 誰もが安心して働けるよう、従業員の安全衛生、健康についての適切な管理を行い、事故、災害を未然に防止します。
      • 安全衛生関係法令および安全衛生管理規程を遵守します。
      • リスクアセスメントおよび安全衛生教育を通じて、労働災害を未然に防止します。

    7. 情報セキュリティ

      • 守るべき情報資産を明確にしてそれらを適切に管理・保護します。
      • 情報セキュリティに関する法令及び契約上のセキュリティ要求事項を遵守します。
      • 情報セキュリティに関連する事故が発生した場合は、その原因を迅速に究明し、被害を最小限にとどめるとともに再発を防止します。

    8. サプライチェーン

      • 仕入先に対して、当社行動基準に準じたCSRガイドラインを展開し、サステナビリティの取り組みの浸透・普及を徹底します。
      • 人権・環境などの社会問題を引き起こす原因となりうる原材料の使用による地域社会への影響を考慮した調達活動を行うこととし、懸念のある場合には、使用回避に向けた施策を行います。

    9. 地域社会との共生

      • 地域社会とのパートナーシップを大切にします。
      • 地域社会の課題解決につながる社会貢献活動を行います。

    10. 情報開示

      • ステークホルダーに対し、適時適切に情報を開示して、企業活動の透明性を確保します。

    2022年11月1日制定

    三ツ星ベルト株式会社

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